ご挨拶

1997年に始まったジャパンフェスティバル・オランダは、アムステルフェーンで開催される最も大規模で本格的な日本文化の祭典として成長してきました。今ではオランダ国内のみならず、海外からも多くの方々にご来場いただいています。2016年以降、このフェスティバルは非営利団体「Stichting Japan Festival(ジャパンフェスティバル財団)」によって毎年開催され、日本とオランダのコミュニティの絆を深めることを目的としています。

私はアムステルフェーンのキヤノンで13年間勤務し、異なる文化や国籍を持つ仲間たちが互いに尊重し、理解し合いながら協力する姿を見てきました。この協調と調和の精神は、日本とオランダの長い交流の歴史に根ざしており、違いを認め、価値あるものとして受け入れることで、人々がより良く成長できる環境を生み出しています。この文化が未来の世代にも受け継がれ、国やコミュニティの絆をさらに強めていくことを願っています。ジャパンフェスティバルの開催を通じて、私たちはそのビジョンに貢献したいと考えています。

来年の市広場の改修に伴い、2026年のフェスティバルは6月28日(日)にアムステルフェーンの「Handelsplein」で開催されます。新たな場所での開催は、新たな可能性を広げる機会でもあります。現在、私たちはその準備を着実に進めています。

フェスティバルのスローガン 「和 – Wa – 多様性の中の調和」 は、私たちが目指す精神を表しています。国籍や文化を超えて、すべての人々が集い、日本文化の美しさを体験し、楽しむ場を提供すること。それがジャパンフェスティバルの使命です。

2026年のフェスティバルを通じて、これまで築いてきた流れをさらに発展させ、日本とオランダの絆を一層強めていきたいと考えています。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

Japan Festival 財団
議長 田 川 哲 久