
Co-Events 2025
コラボイベント
オランダと日本の交流425周年を記念して、ジャパンフェスティバルでは今年、近隣のさまざまな団体との協力による特別イベントを開催します。これらのコラボレーションは、地元地域と日本のつながりを深めるとともに、幅広い人々に日本文化の多様性を体験していただく機会となります。
今後のイベント情報については、このページを随時ご確認ください。
Museum Cobra / コブラ美術館
菅木志雄 – Where Both Sides Meet

Saturday 6月28日(土) – 10月26日(日)
10:00-17:00
コブラ美術館では、著名な日本人アーティスト・菅木志雄(1944年生まれ)のオランダ初となる個展を開催します。ミニマルな芸術表現を追求する「もの派」の中心人物として知られる菅は、素材・空間・環境のあいだに生まれるダイナミックな関係性を探求し、既存の芸術の枠を超えて、まったく新しい視点を観る者に投げかけてきました。菅のインスタレーション作品は、展示空間そのものに呼応するように構成されており、その場との対話を通じて成立します。
2025年6月28日から10月26日まで、コブラ美術館の最上階全体を使い、菅の詩的かつラディカルなインスタレーションが展示されます。本展は、戦後日本の芸術を代表するアーティストのひとりである菅の、独自の制作アプローチを作品を通して感じることができる貴重な機会となります。
また、大規模な代表作に加えて、本展では壁面アッサンブラージュ作品、写真、制作ノート、そして菅が「アクティベーション」と表現するパフォーマンスの映像記録も紹介されます。これらすべての要素が一体となって、没入感のある瞑想的な空間体験を生み出し、私たちに「すべてのものごとのつながり」に思いを巡らせるよう促すと同時に、<もの>の世界との関係を新たに見直す機会を与えてくれます。
アイヌ木彫りワークショップ

6月28日(土)
12:00-13:30
コブラ美術館で開催される木彫りワークショップに参加して、アイヌの古来の伝統を体験しましょう。二風谷民芸組合の職人たちの指導のもと、本格的なアイヌ文様を木製コースターに彫る技法を、ステップを踏みながら学ぶことができます。完成した作品は、持ち帰ることができます。
アイヌ文様は自然からインスピレーションを受けた物語を語っており、たとえば「トゲの文様(アユㇱノカ)」や「目の文様(シㇰノカ)」などがあります。ワークショップでは、これらのシンボルの歴史とともに、伝統的な技法についても学びます。
このワークショップは、12歳以上の方が対象です(12歳未満は大人の同伴必須)。
アイヌ刺繍ワークショップ

6月28日(土)
14:00-15:30
親から子へと何世代にもわたって受け継がれてきた、アイヌの独自の文様の世界を体験しましょう。クラフト作家の指導のもと、アイヌ文様の基礎と刺繍の技術を学ぶワークショップです。
このワークショップでは、伝統的なアイヌ文様の刺繍パッチを2枚制作します。1枚はご自身で持ち帰り、もう1枚は日本・北海道の白老町に送られ、大規模なパッチワークプロジェクトの一部となります。この共同制作によるアート作品は、多文化共生の象徴として現地で展示される予定です。
de Bibliotheek Amstelland
ジャパンフェスティバル – 日本語の寄贈図書公開
6月29日(日)
13:00-13:30
6月29日(日)、毎年恒例のジャパンフェスティバルがアムステルフェーンのStadspleinで開催されます。今年は、日本とオランダの交流425周年を記念して、日本大使が日本語・文化・社会に関する書籍のコレクションを私たちの図書館に寄贈します。
折り紙ワークショップ – 美しい着物を折ろう

6月29日(日)
12:30-15:00
ジャパンフェスティバルの期間中、オランダ折り紙協会(OSN)が折り紙ワークショップを開催します。カラフルな着物が描かれた美しいカードを一緒に折ってみましょう。
Cinema Amstelveen
窓ぎわのトットちゃん / Japan Festival X Cinema Amstelveen

7月6日(日)
16:15-18:20
心あたたまる日本のアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』をシネマ・アムステルフェーンでご覧ください。黒柳徹子作の自伝小説を原作とする本アニメ作品は、第二次世界大戦下の東京を舞台に、新しい学校「ともだち学園」で新たなチャンスを与えられ、のびのびと成長していく少女を描いています。